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専門用語解説 2026.06.12

同意書の「複写紙(ノーカーボン紙)」ってどんな仕組み?長期保存の注意点も

同意書の「複写紙(ノーカーボン紙)」ってどんな仕組み?長期保存の注意点も
治験の同意説明文書や、病院内で使われる各種申込書などでよく目にする「複写紙」。
ボールペンで1枚目に記入すると、下の用紙にも同じ文字が青や黒で写る便利な紙ですが、昔の「カーボン紙(間に黒い紙を挟むタイプ)」とは違い、今は紙そのものに細工がされている「ノーカーボン紙」が主流です。

今回は、印刷会社ならではの視点で、このノーカーボン紙の不思議な仕組みと、治験文書として長期保存する際の注意点をご紹介します!

## 文字が写る仕組みは「カプセル」と「発色剤」
実は、ノーカーボン紙の裏面には「目に見えない無色透明のインクが入った、目に見えないほど小さなカプセル」がびっしりと塗られています。そして、下の紙の表面には「インクに反応して色が出るお薬(顕色剤)」が塗られています。

ボールペンの先で紙に圧力がかかると、その部分のカプセルだけがパチンと割れ、中のインクが下の紙に染み込んで色が出る……という仕組みなんです。

## 治験関連文書を「長期保存」する際の注意点
同意説明文書など、長期間保管する必要がある重要書類を扱う皆様に、ぜひ知っておいていただきたい注意点が3つあります。

1. 直射日光に当てない
紫外線に弱いため、窓際などに放置すると発色した文字が薄くなったり、紙そのものが黄ばんでしまうことがあります。
2. 蛍光ペンやスタンプ(朱肉)に注意
蛍光ペンに含まれる成分や、朱肉の油分が、文字を消してしまう(または変色させる)原因になることがあります。複写された文字の上からマーカーを引くのはなるべく避けましょう。
3. 塩化ビニール製のファイルはNG
一部のクリアファイル(塩化ビニール製)に含まれる成分も、文字を薄くしてしまう性質があります。「ポリプロピレン(PP)製」や「紙製」のファイルでの保管がおすすめです。

いかがでしたでしょうか?
弊社では、単に印刷するだけでなく、こういった「使われる現場の状況」や「保管期間」まで考慮して、最適な用紙をご提案しています。
「複写の同意書を作りたいけれど、どの紙がいいか分からない」という時は、ぜひお気軽にご相談くださいね。